多様なモノと人に出会い、
学びがずっとある仕事。
⏤ 横山Yokoyama （取材時期：2022年2月）

これまでのキャリアCareer

2008年入社。入社当初は店舗の事務やECサイトの設定・管理などを担当。その後キャリアを広げ、現在では、接客や鑑定・査定、ディスプレイ、経理、採用など、業務全般に関わっている。オフの時間は、1歳半になる娘の母として育児に奮闘中。

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仕事内容について

仕事は全般的に関わっていますが、私の場合は「接客」と「査定」の割合が多めです。
「接客」については、質入れ、買取り、販売それぞれでお客様に対応しています。

「査定」の業務では、ものすごく種類が多い品物に対して、業者間の相場サイトやECサイトのデータなどから相場を調べ、値段を設定します。たいていのものは1０分程度で査定可能ですが、専門的な見立てが必要な場合は１日～１週間など時間をいただく場合もあります。こうしたスキルは、最初は知識ゼロでしたが、社長から直接教わりながら、基本的なマニュアルがあるので活用しつつ、とにかく品物をたくさん見て経験を積む中でだんだんと身についてきました。

このほか、仕入れた品物を見やすく陳列したり、入れ替えたりするディスプレイ作業や、経理業務の一部、ECサイトの管理・設定、採用ではオンラインでの一次面接も担当しています。採用の面接では、「一緒に働くうえでどういう人か」を少しでも知りたいと思いながらお話しさせていただいています。

仕事のやりがい、
心がけていること

質店にはお困りごとがあって来店される方も多いため、接客の際に感謝されることがあり、そうしたときに喜びを感じます。
当社の接客業務は、質・買取だけでなく商品の販売業務もありますが、記念で思い切って自分へのご褒美を購入したい、大切な方への贈り物を選びたい、などお客様にとって大事なタイミングでご来店いただくことも少なくありません。
お客様の反応やお声がけで満足していただけたかな、と感じることは大きなやりがいになります。
また、私は品物を見ることが好きなので、たくさんの種類の品物や、見たことがないモノに出会えるところにもやりがいを感じます。
とくに時計やジュエリーなどの分野は奥深く、関わっていて楽しいです。

苦労や楽しさ、
印象深かったエピソード

お客様が困って来店されているとしても、品物の価値に応じた金額しかお貸しできないため、結果的に期待に応えられないケースもあります。そうした場合の接客などでは、ときに難しさを感じたりします。
一方で、適正な価格でお買取りできたときは、この仕事の楽しさを味わえます。例えば、いろいろ苦労して調べて「これは良い品物だ」と確信でき、お客様が期待されている値段とも折り合えるようなご提示をして買取りが成立したときには、「やった、いい仕事ができた」と達成感を感じます。

職場の雰囲気

小さい職場なので全員がお互いのことをわかっていますし、穏やかに働ける雰囲気です。自然に協力し合える感覚を持った人が多く、一人が大変なときには声をかけて手伝っていくことも皆出来ているので、自分もそうしようと自然に思えます。

あなたにとって質屋さんとは

学びがずっとある仕事。扱う品物も膨大ですし、いろいろなご事情のお客様と接する中で学ぶことも多いので、言葉を選ばなければずっと「飽きない」です。いすず質店は、約15年働いているので私にとってはもう当たり前というか、日常の場所になっていますね。

会社と業界の将来について

今、リユース業が拡大・多様化していくだろうと注目されていますが、その中でも「困っている人の役に立つまちの質屋さん」として価値を発揮し、成長が続いていくといいと思います。

これからの目標・抱負future aspirations

品物のことをもっと勉強して詳しくなっていきたいと思います。例えば時計ならマイナーチェンジでのデザインの違いまで知り尽くしているような、ものすごく詳しい方がたくさんいらっしゃるので、少しでも近づけるよう目指していきたいです。また、コロナ禍で大変なお客様もいらっしゃいますので、お一人おひとりに上手く寄り添っていけたらなと思います。

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